図夢歌舞伎『弥次喜多』を映像演出面でサポート

このたびOtter Picturesは、12月26日（土）より Amazon Prime Video で独占レンタル配信となる図夢歌舞伎『弥次喜多』に映像チームとして参加しました。

弥次郎兵衛と喜多八、通称 “弥次喜多” の珍道中を描いた江戸時代のベストセラー、『東海道中膝栗毛』。平成28（2016）年8月、歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」で松本幸四郎と市川猿之助による新たな弥次喜多コンビが誕生して以来、毎年新作を発表するたびにチケット完売となるなど、大きな評判を得てきました。このたび、弥次喜多コンビの新たな作品が、第1弾『忠臣蔵』で話題を呼んだ「図夢歌舞伎」の第2弾として誕生しました。さらに、歌舞伎史上類をみない、Amazon Prime Videoで初披露される新作歌舞伎として登場することとなりました。

■ 配信開始
2020年12月26日（土）レンタル配信開始

■ レンタル料金
1,900円（税込）
※チケットの購入には、プライム会員への登録が必要です。詳しくはこちらをご確認ください。
※Prime Video作品ページの “レンタル” のタブをクリックすると、作品をレンタルすることができます。レンタル期間は30日間で、一度視聴を開始すると48時間でレンタルが終了します。

■ 配信場所
作品のご視聴はこちら　https://www.amazon.co.jp/dp/B08QRB6KJP

Otter Picturesの西山理彦は、図夢歌舞伎『忠臣蔵』の第二回「四段目」から第五回「九段目・十一段目」までの四公演に映像演出として参加し、迫力のクローズアップや複数のアングルを同時に描くマルチカメラなど、映像ならではの表現をサポートしました。『忠臣蔵』に続いて今回の『弥次喜多』でも西山が映像演出をつとめ、さらに彼が率いるOtter Picturesもチームとして参加、映像制作を幅広くサポートしました。またMUGENUPとして劇中イラストの制作をつとめました。

今後もMUGENUPとOtter Picturesは、自分たちのユニークな経験・実績を活かし、既成概念に捉われない企画広告映像やコンテンツ映像の制作に取り組んでまいります。

■ 西山 理彦（ニシヤマ ミチヒコ）　プロフィール
1984年生まれ。2008年慶應義塾大学環境情報学部卒業。

在学中の2006年より映像制作会社にて、CM/企業VPや、脱力系CGアニメ『The World of GOLDEN EGGS』の企画・制作に関わる。NHK 700stや8K映像コンテンツへの技術提供、劇場映画制作において2014年にハリウッドにてI3DS Creative Arts Awardsを受賞するなど活躍。

2013年より株式会社MUGENUP に参画し、2017年新世代の映像制作を行うOtter Pictures事業部を設立。2020年にはMUGENUP自主制作となる短編映画『diff』を発表。同作は「ショートショート フィルムフェスティバル ＆ アジア2020」ジャパン部門で上映作品に選出された。

Otter Pictures　https://otterpictures.jp/
『diff』　https://otterpictures.jp/diff/

市川猿之助氏と、Otter Picturesによる編集風景。

図夢歌舞伎『弥次喜多』

監督・脚本・演出　市川猿之助
原作　前川知大『狭き門より入れ』
構成　杉原邦生
脚本　戸部和久
監督　藤森圭太郎
映像演出　西山理彦（Otter Pictures）

音楽　玉麻尚一　川村亘平斎
撮影　渡邉寿岳
カメラオペレーター　天野拓　牛牧信夫　久米修哉　石尾遼
照明　佐藤茂
美術　松村隆敏
録音　小野幹和
効果　藤本和憲

製作　松竹株式会社
制作　MUGENUP/Otter Pictures
制作協力 阿部慎也（Otter Pictures）

イラスト制作（MUGENUP）　海野真実　近藤花蓮　土井宏美
イラスト制作進行（MUGENUP）　松田悠作

配役

　　弥次郎兵衛：松本幸四郎
　　喜多八：市川猿之助
　　時枝浅之助：市川中車
　　伊月梵太郎：市川染五郎
　　五代政之助：市川團子
　　葉刈五郎：市川猿弥
　　彼方岸子：市川笑三郎
　　鳩：市川寿猿
　　口上人形：市川弘太郎（声の出演）

あらすじ

これまで様々な珍道中を繰り広げてきた弥次郎兵衛と喜多八。数々の騒動を共に巻き起こした仲良しコンビでしたが…時代が変われば人も変わる⁉ 弥次郎兵衛は出世して歌舞伎座の経営再建担当となり、相棒の喜多八もリストラしてしまいます。路頭に迷う喜多八を拾ったのは万屋（よろずや＝コンビニ）「家族商店」を営む弥次郎兵衛の父。喜多八は真面目に働き店長になりました。「家族商店」には歌舞伎座をクビになった元役者の時枝、弥次喜多と珍道中を共にした梵太郎、政之助が入り浸っています。流行中の謎のウイルスによる不況の影響か、皆以前とはどこか変わってしまった様子。そこへ、歌舞伎座を追い出された弥次郎兵衛が、退職金を大事に抱えて帰ってきます。その手には「世界の終わりと始まり　更新の日は近い」と書かれた意味深なビラが握られているのでした…

図夢歌舞伎『弥次喜多』　フルトレーラー映像