クリエイティブに関する社内勉強会「Design Tree Project デザインの因数分解」を開催。
デザインの考え方を言語化する試み。
MUGENUPは業界実績トップクラスのアートハウスとして、約37,000人(※)のクリエイターの皆様と共に、2Dイラストや3DCG、映像などを制作しています。
プロのアートハウスとして魅力的なクリエイティブを作り続けるために、先日、アートディレクターたちが集まって「Design Tree Project デザインの因数分解」と題した社内勉強会を開催しました。
コンセプトの明確化と、それに沿ったデザイン構成要素の重要性。
「魅力的かつ必要とされるクリエイティブを制作するためには、デザインを貫く軸がぶれてはいけません。そのためにはどのような考え方が必要か」をテーマとして、この日の勉強会では、デザインを段階ごとに分けていく考え方を提案しました。
まずクリエイティブを制作するにあたっては、それがどんな作品のためなのか、ターゲットは誰なのかなど、そもそもの前提条件を確認することが重要です。次にキャラクターやシチュエーション、ドラマ性など、クリエイティブのイメージコンセプトをしっかり確認し、そのうえで、コンセプトを表現するために必要となってくるデザインの構成要素などを詰めていかなければなりません。
言われてみると当然のように思えても、改めて言語化することで、もやもやがなくなり、考えがすっきり整理されます。
ワークショップも実施。
発表に続いて、実際にMUGENUPで制作したクリエイティブや有名なキャラクターなどを参考に、コンセプトや構成要素の考え方をワークショップ形式で確認しました。
「明るく活発で元気な少女」というコンセプトをもとに、「動きが素早そう」「軽やかそう」をイメージして、構成要素としては「手足が細くて長め」や「服や武器も軽装」などを考えたり、「頼りがいがあって皆を守る」コンセプトであれば、「敵の攻撃を受け止めている」シーンや「足を地面に踏ん張っている力強さ」という要素などです。
実際のキャラクターやデザインで確認できたことで、参加者の理解も深まりました。
デザイン力とディレクション力の向上のために。
ノウハウとしては基礎的な、しかしとても重要なテーマを扱った今回の社内勉強会は、参加した社内のアートディレクターやクリエイターにも大好評! 特に最近入社したメンバーからは「大事だとわかっていても、感覚でやってきたことが言語化・視覚化されて、非常に勉強になった」「一番重視しなくてはいけない部分からブレなくなる考え方が学べたと思います」などといった声があがりました。
このような試みは今回だけではなく、3DCGのチームでもアートディレクションを研究しあったり、エンジニアが自主的な勉強会を企画するなど、MUGENUPではこれまでに培ってきた経験やノウハウを社内で共有化し蓄積していくことで、会社全体のレベルアップに取り組んでいます。
MUGENUPは、今後も、皆様によろこんでいただけるクリエイティブを制作してまいります。
※2017年8月現在。